自宅サロンの魅力とは

Lesson7では、女性の憧れである、自宅サロンの開業のポイントについて学習していきます。自宅サロンは、提供したいサービスや働く時間などをすべて自分自身で決めることができるので、「本業とは別に、好きなことを副業でやりたい。」「主婦業の余った時間を利用して働きたい」など、それぞれのライフスタイルに合わせた活動をすることができます。

最近は、ヨガやスキンケア・ファスティングなどの美容のサービスを中心に、食育やベビーシッターなど、子どもや家族の健康に関するサロンなど、好きなことや得意を仕事にする女性が増えていますが、自宅サロンをする女性が増えている背景にはひとつ「誰でもはじめることができる」といった魅力があるからです。

低リスク・低コスト

一般に貸店舗でサロンを開業する場合、店舗取得費用として、家賃の約10ヵ月分を納める必要があったり、内装・外装工事費用、家具用品代、水道・電気などの運営費用など、スタート時から数百万円の資金が必要となるケース多く、また、安定した売上を上げられなければ、成功できないどころか負債を背負う大きなリスクがあります。

その点、自宅サロンの場合、必要最低限の賃料だけで済みますし、持ち家であれば賃料0円でスタートできます。水道・光熱費などは普段の生活にプラスαで済み、家具などは自宅のものを利用することで、グッと初期費用を抑えることができるので、「誰でもはじめることができる」というのが分かりますね。

ただ、「誰でもはじめることができる」という魅力がある反面、休みたいときに休めるといったメリットが裏目にでて、自分を甘やかしてしまい「続かない」といった側面もあります。原因は様々ですが、実際に自宅サロンを開業した方の多くが一年以内にやめるというのも現状です。では、「長く続けられる自宅サロン」はどのようにして作るのかを学んでいきましょう。

 あなたが一番輝ける場所

友人宅にお邪魔した時など、普段あまり足を踏み入れない場所は自宅と比べると落ち着かない気持ちになりますよね。これは、スポーツの世界においても似たような心理状態が生まれます。たとえばサッカーの場合、ホームとアウェーでは、ホームの方が本来の力を発揮しやすいと言われているのは、グラウンドの状態や応援者の存在に「慣れている」という環境の違いによるものとされています。

自宅は、誰にとっても「慣れている」場所といえます。自分にとって一番自然体で居られる場所だからこそ、本来の力が発揮でき輝けるのです。また、「慣れている」場所ですと、普段外では見せない顔や、クスッと笑ってしまうような本音が出やすいですが、人間の心理として、相手の「人間らしい一面」に触れると親近感が湧くと言われています。これによりお客様との心の距離が近くなり、サービスだけでなくあなた自身の魅力が伝わることで、より魅力的なサロンになります。

Lesson7-1 まとめ

• 自宅サロンは、誰でも始めることができ、ライフスタイルに合わせた活動ができる。
• 自宅サロンは、低コスト、低リスクで始められる反面、手軽さから、自分を甘やかしてしまい「続かない」といった側面もある。